店舗デザインの仕事は、デザインの先端を走るスピード感でわくわくする日々、とても充実していましたが、ふと、ある時、造っては壊し造っては壊しのサイクルに、自分の気持ちがついていかなくなっていることに気が付きました。
もう、壊しちゃうのか・・・・
長い時間、人に大切にされるものを造りたいと、住宅設計をするように。今は、できるだけ長く住み続けることができる、何代も住み続けることを描きながら家づくりをしています。
長く住み続けるために、ランニングコスト・消費するエネルギー量を考えることも大切なポイントになります。
とても快適に住めても、多額のランニングコスト・多量の消費するエネルギー量が必要な家は、負担になります。
機械や必要以上のエネルギーに頼らないパッシブハウスは、理想だと思いました。
Forward to 1985 energy life
そんな折、野池さんの1985運動を知りました。家庭のエネルギー消費量と電力消費量を半分に減らそうという運動です。
1985の家庭のエネルギー消費量と電力消費量は、現在のおおよそ半分だったそうです。
たった30年前のことです、ちょっと驚きました。
・家庭で使う消費エネルギーを理解すること。
・住宅の断熱性能を考えること。
・太陽や風の力、植栽等の利用をうまく取り入れること。
本当のエコ住宅とはなんだろう?の疑問にとても解り易くアドバイスしてくれています。
基本は、パッシブ工法+太陽や風の恩恵を取り入れる設計。
太陽光発電や太陽熱利用、雨水利用などはプラスアルファであること。
野池政宏さんの「本当にすごいエコ住宅をつくる方法」は、とても解り易く住宅とエネルギーについて解説してあります。
http://to1985.net/
家づくりを考えている人にお勧めです、消費エネルギーをできるだけ使わないで快適に生活したいと思っているけど、具体的にはわからないんだよねという方に。