2009年12月11日金曜日

お節介



プレ幼稚園の先生によると、子供は3歳になると身の回りのことは、殆ど自分で出来るそうです。
自分でしたいことが出来ないと悔しくて泣き叫んでいますが、
ご機嫌をとるようなことはしないで、何かお手伝いすることがあればしますよという態度でいれば、
子供は自分で乗り越えていくそうです。
子供の能力を信頼して出来るだけ手を出さないように、見守るようにしたいと思うのですが
つい先回りしてあれこれお節介をしてしまうころもあり反省の日々です。


2009年10月29日木曜日

3歳



つい先日、産まれたような気もしますが、子供もとうとう3歳になりました。
あのフニャフニャ泣いていた小さな赤ん坊が、
いつのまにかウルトラマンのマネをしだし、
プレ幼稚園では好きな女の子と手をつないでデレデレしている様子を見ると、
可笑しいなぁと思いながらなんだか不思議な気もします、
あの小さな赤ちゃんはどこにいったのだろうと。


夕方、私がバタバタと洗濯物を取り込んでいると
「ママ、見て!夕焼けの空、あの夕焼けを描くから、絵の具出して!!」
子供は、颯爽とみかん色の絵の具で、夕焼けの空をかなり大胆な筆使いで
バッサ、バッサと描いてました。
途中から道具箱を絵の具で塗り始めドロドロにして私に怒られましたが(笑)
子供に教えられることが増えてきて、その都度、どきっとします。
「そうだよね、今日は夕焼けきれいだったんだね」

子供の成長に、私が後から着いていくような気がします。

2009年9月22日火曜日

海へ山へ




過ごしやすい日が多くなり、子供と忙しく海へ山へ遊びに出掛けています。
夏休みも終わり、海水浴場は防波堤に釣り客がまばらにいるぐらいで、広い砂浜で子供は自由気ままにのんびり思い切り遊んでいました。子供は、はだしが大好きですよね、我が息子も海を見ると同時に靴を脱いでいました。さらさらした砂に足を埋めたり、足の裏でも?!海辺を楽しんでいました。
イタリアの幼児教育者(マリア・モンテッソリー)が「すべての生物は幼少期に、一定のことに対して感受性が特に敏感になる短い期間があり、人間の幼少期にもある」と言っていますが、確かに納得します。子供は感覚がとても敏感ですよね、硬いとか柔らかいとか、匂いとか。
そういえばPAC住宅見学会でも、無垢の床材の良さを大人より敏感に感じ取っていたように感じます。そして自然素材の気持ちよさや広々した空間に、もう子供達はじっとしていられなくなり走り回りたい気持一杯になって、親御さんや、スタッフがヒヤヒヤして見守っていたこともありました(笑)。
子供は、自分の周りの環境に関して、驚くほど敏感ですね、そしてどんどん順応していきます。そしてその感覚は身体の奥深く記憶されているようにと思います。

私は設計聞き取り時、建主さんが子供の頃どんな家に住んでいたのか聞くようにしています。
そして無意識のうちに子供の頃の体験が大人になって「どんな家に住みたいか」ということに影響を持っていることが多いいなぁと感じています。


2009年8月4日火曜日

サマーブック




子供は、4月から教会(カトリック)主催の未就園児プレ幼稚園に週3日通っています。先生やお友達と沢山遊べるので登園が楽しみで土日も行きたいよ~と言っているほどです。でも、とうとう長い長~い夏休みに入りました。今までプレ幼稚園で発散していた息子の何でも興味津々な気持や、とにかく遊びたいエネルギーを発散させるべく、親子で夏休みをてんやわんやで過ごしています。有難いことに、長い夏休みでもプレ幼稚園と子供達の気持がつながっているようにと、先生達が一人一人にすべて手作りの「サマーブック」をプレゼントしてくれました、とても素敵な冊子で、この夏の宝物になりそうです。
「サマーブック」の中は、歌や、お話、手遊び、絵合わせ遊び、貼り絵があったり、毎日張るお印カード、母親のためのページもあり、夏休み生活記録など盛りだくさんです。特に、狼と7匹の子羊のお話の貼り絵はとてもよく出来ていて、子羊達が家の中にかくれたりできるようになっています。すでに狼のしっぽがとれてしまうぐらい酷使して遊んでいます。すべて手作りで本当に良くできていて本を開くたびに、毎回感心して先生方に感謝してしまいます。
特記すべきは、この「サマーブック」最初のページは、実は母親のためのページなのです。
小さな怪獣になっている子供と、毎日お祭りのような日々を過ごしていると、私などは頭の中もてんやわんやになってきますが、まだまだ小さいけれど溢れるエネルギー一杯の子供が、楽しい夏休みを過ごすには、まず母親の心持も大切なのですよということを伝えているのだなぁと思いました。

その母親のページには下の言葉が綴られています。

~母の祈り~
もっと優しい私にしてください。
子供のいうことを聴いてやり
心の疑問に親切に答え
子供をよく理解する私にしてください。
理由なく子供の心を
傷つけることのないようにお助けください。
子供の失敗を笑ったりせず
小さい間違いには目を閉じて、良いところを見せて下さい。
良いところをこころから誉めてやり、伸ばしてやることが出来ますように。
大人の判断や習慣で子供を縛ることがないように、子供が自分で判断し、
自分で正しく行動していけますように導く知恵をお与え下さい。
感情的に叱るのではなく、正しく注意してやれますように。
道理にかなった希望は出来るだけかなえてやり、ためにならないことは
やめさせることが出来ますように。
どうか意地悪な気持を取り去って下さい。
私が間違ったときには、きちんと謝る勇気を与えて下さい。
いつも穏やかな広い心をお与え下さい。
子供と一緒に成長させて下さい。
子供も私も生かされ愛されていることを知り、
他の人々の祝福となることができますように。
                  ~2009サマーブックより~


子供が寝付いた後、「サマーブック」の、この眩しいぐらいの言葉を読みながら、
一日を振り返り反省の日々ですが、自然と頭の中が整理されていきます。
語り継がれてきた言葉の力なのでしょうか?
言葉に導かれるというのはこういううことかもしれないなぁと思いました。

2009年7月7日火曜日

川遊び



岐阜の木曽川沿いにある河川公園で、川遊びをしてきました。
船頭さんが漕ぐ木船に緊張して乗ったり、小さな子供でも水遊びできる「じゃぶじゃぶの川原」で親子で大騒ぎして遊びました。河川公園の川はもちろん自然の川ではないけれど、ヘビが泳いでいたり、川魚、サワガニ、亀にザリガニ等いろいろな生き物が住みついて、私は子供の頃小さな川や池でバケツ一杯ザリガニやサワガニを採っていたのを懐かしく思い出したりしました。

川遊びはいつになっても楽しいものですね、生き物を探したり、川底の石を拾ったり、子供が遊ぶのに滑り台やブランコ、特別な遊具なんていらないんだなぁと思いました。
川辺に座っているだけでも十分、涼しい風や水音を聞いてすっかり忘れていた川遊びの楽しさを思い出しました。

都市、街中でも、日々の生活の中で、川の楽しみを感じられたらどんなにいいだろうと思います。
大阪は、市街地を流れる汚れた河川の再生をし、水の都市としての取り組みを考えはじめているようですし、
子供はもちろん大人も身近に川の楽しみを感じられる街が増えていくといいなと思います。

2009年6月12日金曜日

小さな収穫



6月になり、緑が一日一日また濃く感じられるようになりましたね、我が家の小さな庭も一段と緑濃くなりました。

小さな庭ですが、ハーブなどの草花やイチゴを植えています。
イチゴはワイルドベリーという品種で2センチぐらいの小さな実をつけます。
実は観賞用に植えたのですが、5月頃から、実がつくようになり、子供は大喜びで、毎朝イチゴが赤くなっていないかを見回りをして、赤いイチゴを見つけると大騒ぎ。「これね、すっぱいの。」と言いながら、うれしそうに自分で洗って食べてます。

イチゴを食べて一段落すると、まだまだ青くて固いミニトマトの数や、5センチ程のきゅうりの成長具合を見て、早く採りたくてモジモジしながら「もういいかい~もういいかい~」と声かえしてますが、、、私の一喝「まだだよ~!」にあきらめて、庭の四方八方、ダンゴ虫を探しはじめワーワー言いながら捕まえては大事に自前のダンゴ虫容器に入れてます。

自分で育てて収穫して食べるって小さな子供でもすごく楽しいみたいです。

2009年5月14日木曜日

歌遊び


小さな子供達は、音楽が大好きです。誰かが教えなくても音楽に合わせてリズムをとり、手を叩いたり、足をばたばたさせたり、身体が自分の思うように動くようになると身体全体でリズムをとって歌ったり踊ったりしています。
そんな様子を見ていると、人は産まれながら音楽を楽しみ、心地よく感じるものなのだなぁと改めて思います。我が家の子供も、歌、音遊びが大好きです。音楽に合わせて太鼓を叩いたりマラカスを振り回したりしながら歌って踊っています。電子音のおもちゃはゲームセンターにいるようで大人も疲れますが、素朴な木の楽器はたのしい音で遊べます。写真は子供の音遊びの七つ道具楽器です。

私も子供と過ごすことになって歌を歌うことが日常になりました。一緒に手遊び歌で遊んだり、散歩に出た途中で歩きたくないと立ち止まってしまった子供に、歌ってまた歩く気持ちを復活させたり、外から帰ったら手洗いの歌を歌いながら手を洗い、眠れない夜は子守唄を歌って寝ることなどなど。そしてどんな歌かと言えば、自分が小さな子供の頃に歌った歌が殆どです。私も子供時間に合わせた生活をしているので、ゆったりした素朴な歌が自然に楽しめます。

私は、いいなぁと思う建物を見たり見学すると、何となく音楽を聴いている時のような感覚になります。具体的にどんな曲かと聞かれると言葉に出来ないのですが、一つ一つの建物によって違う、それぞれが持つ音楽のように感じています。建物は、一定の尺度があり、その上に柱が配置されて壁になったり大きな空間になったりしながら大小の空間のボリュームを造っていきますが、建物を体験することで、変化しながら流れ続けていく楽曲みたいなものを感じているのかもしれませんね。

先ほどの“子供は産まれながらに音楽を楽しみ心地よく感じるものを持っている”とさせてもらうなら、それは産まれた時代や育っていく場所によってプラス“好み”も育っていくような気がします。そして何となく、大人は無意識にそれぞれ心地よく感じる音楽と心地よく感じる建物に共通する感覚を持っているような気がしますが、皆さんはどう思われますか?私も詳細についてはただいま調査中です(笑)。

2009年4月18日土曜日

子供のための椅子

子供が1歳になったころ、はじめての椅子を買いました。

自分が子供の頃は、たしかカエルのニコニコ顔が背についた赤いパイプ椅子を両親に買ってもらい、子供ながらに、自分の椅子に愛着を感じてボロボロになるまで使っていた記憶があります。そんなことを思い出しながら、子供が小さいときから愛着を持てるはじめての家具って、やっぱり椅子だなぁと思いました。そう思うと、なにかとても大切なものを買う気持になり、背筋を伸ばしてどんな椅子がいいのかといろいろ思い描きました。やっぱり無垢の木の椅子っに座って育ってほしいなぁ、座り心地よくて落ち着く椅子がいい、でもあまりに高額な椅子は買えないしというわけで、身の丈に合う愛着の持てる椅子を探し始めました。
 あちこちお店を見て「う~ん、う~ん・・・」うなりながら、結局、戸山家具・ノックオンウッドさんで、何年か前に見かけた木の椅子「じゅないす」に決めました。デザインも変わっていないし、材種まで選べました。 久々にお店に電話させてもらい戸山さんにワクワクしながら椅子をお願いしました。戸山さんは、びっくりする早さではるばる名古屋まで椅子を送ってくれました、ホントに有難いです。 届いた椅子に、早速、子供は座ったり下りたりを繰り返し、そして親子で喜びの歓声を上げました。


 あれから1年半ほどが過ぎましたが、子供と椅子の相性もよく、私もやはり無垢の心地よさを感じます。デザインもシンプルで丸みがあり優しく、座面が大きめで安定感があり、大人が座っても窮屈ではなく永く付き合えそうです、そして激しい子供の手垢にも耐えています。なんとなく「あの子は、無口だけど、タフでホントはあったかいんだよね。」な椅子でした。

 子供が、毎日座らないことはない椅子になりました、自分でおやつをせっせと膳台に運び、椅子に座って「これ、おいしいねぇ」といいながら食べたり、絵本を見たり、絵を書いたり、椅子の上に登って私に怒られたりしてます。
 このはじめての椅子を愛着を持って大切にしていってほしいと思います。


リンク:PACの仲間たち 戸山家具製作所

2009年4月14日火曜日

巣箱

我が家に、ひょっこり男の子が産まれて早いものでもう2歳半になりました。現在は、家族3人で主人の転勤先の名古屋に引越し、私は育児休暇中でいます。
はじめての育児生活は、子供の体内時計に合わせながら、1歩進んで5歩下がるみたいな時間を過ごしています。今まで足を止めることなく過ぎていたことも、じーっと立ち止まったり、またその反対もありますが、今の生活から気がついたことや出来事をこれからちょっとお話させてください。

今回ブログの名前を「巣箱」にしました。
はじめての育児奮闘中の生活からお話させていただくこと、
そしてPACの家で育っていく子供達がみんな元気に巣立っていくように願いをこめました。