2009年8月4日火曜日

サマーブック




子供は、4月から教会(カトリック)主催の未就園児プレ幼稚園に週3日通っています。先生やお友達と沢山遊べるので登園が楽しみで土日も行きたいよ~と言っているほどです。でも、とうとう長い長~い夏休みに入りました。今までプレ幼稚園で発散していた息子の何でも興味津々な気持や、とにかく遊びたいエネルギーを発散させるべく、親子で夏休みをてんやわんやで過ごしています。有難いことに、長い夏休みでもプレ幼稚園と子供達の気持がつながっているようにと、先生達が一人一人にすべて手作りの「サマーブック」をプレゼントしてくれました、とても素敵な冊子で、この夏の宝物になりそうです。
「サマーブック」の中は、歌や、お話、手遊び、絵合わせ遊び、貼り絵があったり、毎日張るお印カード、母親のためのページもあり、夏休み生活記録など盛りだくさんです。特に、狼と7匹の子羊のお話の貼り絵はとてもよく出来ていて、子羊達が家の中にかくれたりできるようになっています。すでに狼のしっぽがとれてしまうぐらい酷使して遊んでいます。すべて手作りで本当に良くできていて本を開くたびに、毎回感心して先生方に感謝してしまいます。
特記すべきは、この「サマーブック」最初のページは、実は母親のためのページなのです。
小さな怪獣になっている子供と、毎日お祭りのような日々を過ごしていると、私などは頭の中もてんやわんやになってきますが、まだまだ小さいけれど溢れるエネルギー一杯の子供が、楽しい夏休みを過ごすには、まず母親の心持も大切なのですよということを伝えているのだなぁと思いました。

その母親のページには下の言葉が綴られています。

~母の祈り~
もっと優しい私にしてください。
子供のいうことを聴いてやり
心の疑問に親切に答え
子供をよく理解する私にしてください。
理由なく子供の心を
傷つけることのないようにお助けください。
子供の失敗を笑ったりせず
小さい間違いには目を閉じて、良いところを見せて下さい。
良いところをこころから誉めてやり、伸ばしてやることが出来ますように。
大人の判断や習慣で子供を縛ることがないように、子供が自分で判断し、
自分で正しく行動していけますように導く知恵をお与え下さい。
感情的に叱るのではなく、正しく注意してやれますように。
道理にかなった希望は出来るだけかなえてやり、ためにならないことは
やめさせることが出来ますように。
どうか意地悪な気持を取り去って下さい。
私が間違ったときには、きちんと謝る勇気を与えて下さい。
いつも穏やかな広い心をお与え下さい。
子供と一緒に成長させて下さい。
子供も私も生かされ愛されていることを知り、
他の人々の祝福となることができますように。
                  ~2009サマーブックより~


子供が寝付いた後、「サマーブック」の、この眩しいぐらいの言葉を読みながら、
一日を振り返り反省の日々ですが、自然と頭の中が整理されていきます。
語り継がれてきた言葉の力なのでしょうか?
言葉に導かれるというのはこういううことかもしれないなぁと思いました。