2009年5月14日木曜日

歌遊び


小さな子供達は、音楽が大好きです。誰かが教えなくても音楽に合わせてリズムをとり、手を叩いたり、足をばたばたさせたり、身体が自分の思うように動くようになると身体全体でリズムをとって歌ったり踊ったりしています。
そんな様子を見ていると、人は産まれながら音楽を楽しみ、心地よく感じるものなのだなぁと改めて思います。我が家の子供も、歌、音遊びが大好きです。音楽に合わせて太鼓を叩いたりマラカスを振り回したりしながら歌って踊っています。電子音のおもちゃはゲームセンターにいるようで大人も疲れますが、素朴な木の楽器はたのしい音で遊べます。写真は子供の音遊びの七つ道具楽器です。

私も子供と過ごすことになって歌を歌うことが日常になりました。一緒に手遊び歌で遊んだり、散歩に出た途中で歩きたくないと立ち止まってしまった子供に、歌ってまた歩く気持ちを復活させたり、外から帰ったら手洗いの歌を歌いながら手を洗い、眠れない夜は子守唄を歌って寝ることなどなど。そしてどんな歌かと言えば、自分が小さな子供の頃に歌った歌が殆どです。私も子供時間に合わせた生活をしているので、ゆったりした素朴な歌が自然に楽しめます。

私は、いいなぁと思う建物を見たり見学すると、何となく音楽を聴いている時のような感覚になります。具体的にどんな曲かと聞かれると言葉に出来ないのですが、一つ一つの建物によって違う、それぞれが持つ音楽のように感じています。建物は、一定の尺度があり、その上に柱が配置されて壁になったり大きな空間になったりしながら大小の空間のボリュームを造っていきますが、建物を体験することで、変化しながら流れ続けていく楽曲みたいなものを感じているのかもしれませんね。

先ほどの“子供は産まれながらに音楽を楽しみ心地よく感じるものを持っている”とさせてもらうなら、それは産まれた時代や育っていく場所によってプラス“好み”も育っていくような気がします。そして何となく、大人は無意識にそれぞれ心地よく感じる音楽と心地よく感じる建物に共通する感覚を持っているような気がしますが、皆さんはどう思われますか?私も詳細についてはただいま調査中です(笑)。